【海外展開】月1.5万円で「海外Web営業部」を持つ方法〜駐在員を雇う前に読むべき「持たざる経営」の戦略〜

こんにちは、セカイウェブ(tagen5.site/)代表の永島蓮汰郎です。
私は現在、タイの首都バンコクを拠点に活動していますが、この街にいると「日本企業の海外進出」のリアルな最前線が毎日目に飛び込んできます。
先日、ある日系製造業の社長様とお話しする機会がありました。
社長は少し疲れた顔で、こう仰いました。
「永島さん、海外進出ってのは金がかかるねぇ…。
駐在員を一人送るだけで年間2,000万円。現地でオフィスを借りて、スタッフを雇って…。
もう3年も赤字を垂れ流しているよ。撤退するにも金がかかるし、八方塞がりだ」
私はその時、喉まで出かかった言葉を飲み込みました。
(社長、その2,000万円の「100分の1」のコストで、もっと効率よく営業できる方法があるんです…!)
多くの経営者様は、真面目すぎます。
「海外展開」=「現地に人を送り、支店を作る」という、昭和の成功体験に縛られすぎています。
はっきり申し上げます。
いきなり人を送ってはいけません。オフィスも借りてはいけません。
まずは、月額1.5万円で「デジタルの営業部(多言語Webサイト)」を持つことから始めてください。
本記事では、Web制作歴20年、海外在住の視点から、最もリスクが低く、最もリターンの大きい「現代の海外進出戦略」について、13,000文字級のボリュームで徹底解説します。
これを読めば、あなたの会社の「海外戦略」は、今日から劇的に変わります。
この記事で提案する「新しい常識」
- Webサイトは「広報誌」ではなく「24時間働く営業社員」である。
- 駐在員1名のコストで、100個の多言語サイトが運用できる事実。
- 失敗しても傷は浅い。「アジャイル型海外進出」のススメ。
- 月額1.5万円のサブスクが、なぜ最強のソリューションなのか。
第1章:なぜ今、「海外Web営業部」が必要なのか?〜市場と機会損失〜

まず、認識をアップデートしましょう。
あなたが作ろうとしている多言語ホームページ。それを社内の「広報部」や「総務部」の管轄だと思っていませんか?
それがそもそもの間違いです。
多言語サイトは、「海外営業部」の管轄であるべきです。
なぜなら、そのサイトの目的は「会社案内を綺麗に見せること」ではなく、「海外から売上を作ること(リード獲得)」だからです。
1-1. あなたが寝ている間も、地球の裏側では商談が動いている
日本とタイの時差は2時間ですが、ヨーロッパは8時間、アメリカは13時間以上の時差があります。
あなたが日本のオフィスで定時を迎え、帰宅して寝ている時間。
まさにその時間が、欧米のバイヤーや、旅行を計画している富裕層たちが活動している「ゴールデンタイム」なのです。
もし、あなたの会社に「Web営業部(多言語サイト)」がなかったら?
「電話がつながらない」「日本語しか情報がない」
たったそれだけの理由で、彼らは競合他社に流れていきます。
逆に、Web営業部があればどうでしょう。
あなたが寝ている間に、サイトが英語で会社説明をし、製品の魅力を動画で伝え、カタログをダウンロードさせ、問い合わせフォームから商談のアポイントまで取り付けてくれます。
翌朝、出社してメールボックスを開ければ、そこには「海外からのホットなリード(見込み客)」が届いている。
これが、2026年に向けて企業が目指すべき姿です。
インバウンド市場は5兆円から15兆円へ。越境EC市場も右肩上がり。
この巨大なパイを獲りに行くのに、人間の営業マンだけでは物理的に不可能なのです。
第2章:【財務的視点】人間 vs Webサイト〜コストパフォーマンスの残酷な差〜

経営者として、最もシビアに見ていただきたいのが「コスト対効果(ROI)」です。
海外進出の手段として、「人間(駐在員・現地採用)」と「Webサイト(tagen5.site/)」を比較してみましょう。
その差は、あまりにも残酷です。
2-1. 駐在員1名=年間2,000万円の重み
日本から社員を一人、タイやベトナムに駐在させるといくらかかるかご存知ですか?
給与だけではありません。
- 住居費(セキュリティの良いコンドミニアム)
- 海外赴任手当・ハードシップ手当
- 子供の教育費(インターナショナルスクール等)
- 一時帰国費用・保険・ビザ取得費
- 現地オフィスの賃料・光熱費
これらを合計すると、最低でも年間2,000万円〜3,000万円はかかります。
しかも、彼らは人間です。
病気もすれば、スランプにも陥る。現地の生活に馴染めず、半年で帰国してしまうリスクもあります。
2,000万円かけて、成果がゼロだった時のダメージは計り知れません。
2-2. Web営業部=年間18万円の「無敵の社員」
一方、Tagen5.comで構築する「Web営業部」はどうでしょうか。
月額15,000円 × 12ヶ月 = 年間180,000円。
駐在員コスト(2,000万円)の、なんと「100分の1以下」です。
| 項目 | 人間(駐在員) | Web営業部(tagen5.site/) |
|---|---|---|
| 年間コスト | 約 2,000万円 (固定費) |
18万円 (変動費) |
| 稼働時間 | 1日8時間 (土日休み・有給あり) |
24時間365日 (休みなし・文句なし) |
| 対応言語 | 英語のみ (その他の言語は通訳が必要) |
英語・タイ語・中国語など (無限に追加可能) |
| 撤退リスク | 高額な清算費用と 社内調整が必要 |
解約ボタン一つで終了 (リスクほぼゼロ) |
固定費を「変動費」に変える筋肉質な経営
私が提案したいのは、「まずはWebでテストマーケティングをしましょう」ということです。
いきなり2,000万円の固定費(人間)を背負うのはギャンブルです。
まずは年間18万円のWeb営業部を立ち上げ、世界中に情報を発信してみる。
そこで「タイからの問い合わせが多いな」と分かってから、初めて現地に人を送ればいいのです。
「Webが先、人間は後。」
この順番を守るだけで、海外進出の失敗確率は劇的に下がります。
第3章:技術的視点「ただのHP」と「Web営業部」の決定的な違い

「ホームページなんて、名刺代わりに置いておけばいいだろう」
もしそうお考えなら、それは大きな間違いです。
海外のバイヤーや観光客は、名刺が見たいのではありません。
「今、営業しているのか?」「最新の価格はいくらか?」「在庫はあるのか?」
これらを知りたがっています。
私が提唱する「Web営業部」と、一般的な「ただのHP」には、決定的な3つの違いがあります。
3-1. 「Google翻訳」という名の片言社員
多くの企業がコスト削減のために導入している「ブラウザ自動翻訳ツール」。
これは、Web営業部としては「失格」です。
なぜなら、Google翻訳はJavaScriptを使って「閲覧者の画面上だけ」で文字を置き換えているに過ぎないからです。
Googleの検索ロボット(クローラー)から見れば、そのサイトは「日本語のサイト」のままです。
【自動翻訳ツールの弊害】
- 検索にヒットしない:アメリカ人が「Japanese machinery manufacturer(日本の機械メーカー)」と検索しても、あなたのサイトは表示されません。
- 商談レベルの誤訳:専門用語が誤訳され、信頼を損なうリスクがあります(例:「株主」を「Stakeholder」ではなく「Stock person」と訳すなど)。
Tagen5.comが提供するWeb営業部は、「WPML」という世界標準の技術を採用しています。
これにより、example.com/en/(英語)、example.com/th/(タイ語)といった専用のURLが発行され、Googleに「これは英語のページです」と正しく認識させることができます。
つまり、「ネイティブレベルの語学力を持つ営業マン」を雇うのと同じ効果があるのです。
3-2. 「更新されない」=「やる気がない」
海外のビジネス感覚では、最終更新日が1年前のサイトは「倒産した会社」だと思われます。
しかし、一括払いで作ったサイトは、更新するたびに「修正費数万円」がかかるため、どうしても放置されがちです。
サブスク型のWeb営業部は、更新費用がコミコミです。
「展示会の出展情報を載せたい」「新年の挨拶を載せたい」
チャット一本で即座に更新されるサイトは、「常にデスクにいて、バリバリ働いている営業マン」としての信頼感を勝ち取ります。
第4章:深掘り・拡張〜TCO(総保有コスト)と法的リスク〜

経営者として見落としてはいけないのが、「見えないコスト」と「法的リスク」です。
ここを軽視すると、後で取り返しのつかない損害を被ることになります。
4-1. 5年間のTCO(総保有コスト)比較
「月額制は長く使うと損をする」という意見があります。
本当にそうでしょうか?
サーバー代、ドメイン代、セキュリティ対策費、そして数年ごとのリニューアル費。
これら全てを含めた5年間のTCO(総保有コスト)で比較してみましょう。
| コスト項目 | A社(一括払い・自社運用) | tagen5.site/(Web営業部) |
|---|---|---|
| 初期導入費 | 1,500,000円 (制作費+翻訳費) |
0円 |
| 運用・保守費 (5年間) |
1,200,000円 (月2万×60ヶ月) |
900,000円 (月1.5万×60ヶ月) |
| 修正・改修費 (5年間) |
500,000円 (都度見積もりの積み上げ) |
0円 (月額内対応) |
| リニューアル費 (3年目) |
800,000円 (陳腐化のため再構築) |
0円 (常に最新のため不要) |
| 5年合計 | 約 4,000,000円 | 900,000円 |
いかがでしょうか。
一括払いのサイトは、見えないランニングコストやリニューアル費用がかさみ、トータルでは4倍以上のコストがかかる計算になります。
「月1.5万円」がいかに破格の投資であるか、お分かりいただけるはずです。
4-2. 海外特有の「法的リスク」を回避せよ
海外展開において、最も怖いのが法律です。
特にヨーロッパのGDPR(一般データ保護規則)は非常に厳しく、違反すると「全世界売上高の4%」または「2000万ユーロ(約30億円)」という莫大な制裁金が課される可能性があります。
人間(駐在員)に対応させようとすれば、高額な研修を行い、コンプライアンス遵守を徹底させなければなりません。
しかし、Web営業部なら簡単です。
「Cookie同意バナー」や「プライバシーポリシー」をシステム的に実装するだけ。
Tagen5.comでは、こうした各国の法規制に対応した機能を標準装備しています。
知らなかったでは済まされない国際ビジネスのリスクを、システムが自動で防御してくれるのです。
第5章:グローバル視点〜世界のアジャイル経営に学ぶ〜

私はタイのコワーキングスペースで仕事をすることがありますが、そこで出会う欧米や東南アジアの起業家たちは、日本企業とは全く異なる順序でビジネスを進めています。
彼らは、「オフィス(箱)」を借りません。
まず最初にやるのは、Webサイト(LP)を立ち上げ、デジタル広告を回し、市場の反応を見ることです。
そして、注文が入ってから初めて、法人を作り、人を雇い、オフィスを構えます。
5-1. 日本企業は「順番」が逆
一方、多くの日本企業の海外進出は、こうです。
- 市場調査に半年かける(完璧な計画書)
- 現地法人を設立し、立派なオフィスを借りる(箱)
- 駐在員を送り込む(人)
- 最後に、Webサイトを作る(集客)
これでは遅すぎます。
そして何より、「商品が売れるかどうかわからない段階」で、固定費という最大のリスクを背負ってしまっています。
だからこそ、撤退する時に大きな痛手を負うのです。
「石橋を叩いて渡る」はずが、石橋を叩いている間に、橋の向こう側の市場は変化し、競合に奪われています。
5-2. 「テストマーケティング」としてのWeb営業部
私が提案する「Web営業部(tagen5.site/)」は、この世界の常識である「アジャイル(俊敏な)経営」を日本企業に導入するためのツールです。
「タイに進出したい」と思ったら、まずはタイ語のWebサイトだけを作る。
そこで反応が悪ければ、翌月はベトナム語に変えてみる。
このピボット(方向転換)が、月額1.5万円なら痛みなく実行できます。
「失敗しても傷は浅く、成功したら一気にアクセルを踏む」
これが、不確実なグローバル市場で生き残るための唯一の正解です。
第6章:解決策〜Tagen5.comが提供する「最強のWeb営業部」〜

ここまで、精神論や財務論を語ってきましたが、最後に具体的な「武器」をお渡しします。
それが、私たちセカイウェブが提供する「tagen5.site/(タゲンゴ.com)」です。
私たちは、単なるホームページ制作会社ではありません。
あなたの会社の「海外Web営業部」を丸ごと代行するパートナーです。
月額1.5万円(税別)に含まれるもの
- ① 初期制作費 0円
デザイン、コーディング、システム構築費はいただきません。リスクゼロでスタートできます。 - ② 多言語SEO対策(WPML)
Google翻訳ではありません。ディレクトリ(/en/など)を分けた正規の多言語構造で、現地の検索エンジンにヒットさせます。 - ③ サーバー・ドメイン・保守管理
面倒なインフラ管理やセキュリティアップデートは全て弊社が行います。あなたは営業活動に専念してください。 - ④ 更新・修正代行
「写真を差し替えたい」「ニュースを載せたい」。チャットで投げていただければ、私たちが作業します。社内にWeb担当者は不要です。
なぜ、ここまで安くできるのか?
「裏があるんじゃないか?」と疑われることもありますが、タネ明かしはシンプルです。
私たちが「バンコク拠点」だからです。
日本の制作会社のように、都心の一等地にオフィスを構え、高い人件費の営業マンを雇えば、どうしても制作費は100万円を超えます。
私たちは、フルリモート、営業マン不在、海外拠点という「徹底したローコストオペレーション」を組んでいます。
浮いたコストは、すべてお客様への価格と、サービスの質に還元する。
これが、私が20年の経験の末にたどり着いた、最も誠実なビジネスモデルです。
第7章:事例とFAQ〜Web営業部が成果を出した瞬間〜
「理屈はわかった。でも、本当にウチのような中小企業でも成果が出るのか?」
そう思われるのも無理はありません。
ここで、実際にTagen5.comで「Web営業部」を立ち上げ、劇的な変化を遂げた企業の事例をご紹介します。
Case 1:大阪の金属加工メーカー様
【課題】
国内の親会社からの受注が減少し、ジリ貧状態。高い技術力はあるが、海外への販路がなく、商社任せにするも手数料が高く利益が出ない。
【Web営業部の導入後】
英語とタイ語のサイトを開設し、製品の加工精度を動画で掲載。「Small Lot Order Available(小ロット対応可)」と明記。
半年後、ドイツの医療機器メーカーから「このパーツを作れないか?」と直接英語でメールが届く。
商社を挟まない直取引のため、利益率は従来の1.5倍に。社長は「Webサイトが、一番稼ぐ営業マンになってくれた」と語る。
Case 2:静岡の体験型観光施設様
【課題】
インバウンド客が増えているのは知っていたが、電話で英語対応ができず、予約を取りこぼしていた。
【Web営業部の導入後】
英語・繁体字・タイ語の3言語で「予約・決済・行き方動画」を完備したサイトを構築。
スタッフが電話に出る必要がなくなり、朝起きると予約が埋まっている状態に。
「言葉が通じなくても、サイトが全部説明してくれているから、現場でのトラブルが激減した」と現場スタッフからも感謝の声。
よくある質問(FAQ)
Q. 契約期間の縛りはありますか?
A. ありません。いつでも解約可能です。
高額なリース契約のような「5年縛り」は一切ありません。「まずは半年やってみて、効果がなければ撤退」という使い方も歓迎です。
(※ドメイン取得等の実費が発生するため、最低利用期間として6ヶ月を推奨していますが、強制ではありません)
Q. 英語が全く話せなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。私たちがサポートします。
サイトの翻訳はもちろん、海外から届いたメールの翻訳や、返信文の作成サポートも(プラン内で)行っています。
「言葉の壁」は私たちが取り払いますので、社長は「商品の魅力」を磨くことに専念してください。
Q. 自社ですでにドメインを持っている場合は?
A. そのままお使いいただけます。
既存のドメインのサブドメイン(例:global.kisha.co.jp)を使って、多言語サイトのみを弊社で構築することも可能です。
現在の日本語サイトには一切影響を与えずに、海外向けサイトを追加できます。
結び:あなたの会社の「海外営業部」、今日から設立しませんか?
長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
ここまで読んでくださったあなたは、きっと「海外進出」に対して、並々ならぬ情熱と、少しの不安をお持ちなのだと思います。
最後に、私がバンコクで毎日感じていることをお伝えします。
世界は、日本の商品を待っています。
日本のサービスを、体験したくてうずうずしています。
それなのに、「言葉がわからない」「サイトがない」という、たったそれだけの理由で、出会うことさえできずに終わってしまう。
これほど悲しいことはありません。
どうか、駐在員を送る前に、100万円のサイトを作る前に、月1.5万円の「Web営業部」を試してみてください。
失敗しても、失うのはわずかな月額費用だけです。
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私たちセカイウェブは、そんな挑戦する日本企業の「一番近くにいるパートナー」でありたいと願っています。
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